入試対策・学習アドバイス

地理歴史

世界史B

年代や内容の理解に重点を置いて学習を積んでおこう

問われている知識の内容が、用語それ自体よりも、年代や内容の理解に重点が置かれています。年代や内容に注意して暗記に努めるとよいでしょう。一部にセンター試験を踏襲した問題も出ていますから、センター試験の過去問演習も無駄にはなりませんので、解いておくとよいと思います。

頻出の史資料には必ず触れておこう

共通テストでは、多くの史資料(史料・図版・統計データ)が出題され、しっかりとした読解力が要求されます。出題される史資料は、教科書や資料集に掲載のあるものは少なく、ほとんどの受験生にとって初見となる史資料が多いです。とはいえ、史資料問題である以上は読解の方法は同じであるので、まずは頻出の史資料をチェックして読む練習をしておくと、初見の資料が出題されても慌てずに解答できるようになります。資料集に掲載されている頻出のグラフや史料文、図版や写真をよく参照しておくとよいです。

日本史B

史資料問題の対策を進めるとともに、日本史用語の理解を深めよう

今年の共通テストは、前年と比べて史資料の読み取り問題がやや複雑化し、思考力・判断力を問う出題意図がより明確になりました。受験生の中にはこうした問題に苦戦し、制限時間内に自信を持って解答できなかった人もいるでしょう。したがって、今年・昨年の試験問題(A・B)や試行調査などを用いながら、史資料問題の対策を進めておく必要があります。一方で、日本史知識を直接的に問う問題や年代整序問題など、2020年までのセンター試験の形式を踏襲するようなものも見られるので、センター試験の過去問を活用するのも有効です。いずれにせよ、日本史学習については、センター試験対策と同様に教科書を主軸とした学習が基本となります。その上で、知識の習得(暗記)に終始するのではなく、日本史用語の周辺情報(「事件」であれば、発生の時期・背景・結果・影響といったもの)も合わせて理解する必要があります。テーマによってはすべての時代を縦断することもあるので、時代ごとの学習に留まらず、歴史の流れを把握しておきましょう。また、国公立大学の2次試験問題では、共通テストで問われそうなテーマを出題していることもあるので、余裕があればそういった問題を見ることも効果的でしょう。

地理B

確実な知識を身につけ、初見の図表でも解答の手がかりを見つけられるようにしましょう

2022年度の大学入学共通テストでは、前年度と比べ取り組みやすい問題が多いものの、一部に判断に迷う問題がみられました。高得点を取るには確実な知識をもとに平易な問題を素早く解き、難しい問題に時間をかけて取り組んで、解答を導き出す必要があります。そのためにはまず教科書、資料集などをしっかり読み、問題集を解くことで系統地理、地誌の基礎知識を身につけましょう。このとき、知識同士の因果関係や対比などに注意して情報を整理し、ノートなどにまとめるとよいでしょう。地名や統計データに関しては、地図帳や統計集を確認することを忘れないようにしましょう。そして、過去問などを解くことで多様な問題に触れ、図表や資料を読み解く練習を積みましょう。

公民

現代社会

全分野を満遍なく学習し、弱点分野は早期に克服しよう

「現代社会」は、政経分野を中心に、環境・資源・人口、青年期、文化、社会など多様な分野から出題されています。比重の大きい政経分野において不得意項目や未学習項目を残すと、それがそのまま低得点につながってしまうことになります。それゆえ、早期に全分野を網羅することで、科目としての全体像をつかんでおくことが一つのポイントです。知識を万全にするためには、過去問研究による知識拡大が必要不可欠です。徹底した過去問演習を通して未知の事項をノートなどに整理し、用語集や資料集を活用して、自分で調べながら習得していくといった学習を継続して行いましょう。思考力・判断力に加え、読解力が必要な問題への対策としては、過去問に加えて最新の模擬試験や問題演習に取り組むことが重要になります。新傾向の問題はまだまだサンプルが少ないので、各種の模試や演習に積極的に参加して、そのような問題に触れる機会を増やしましょう。

倫理

ポイントを意識しながら効率のいい勉強を

共通テスト「倫理」では、知識が必要な問題と、その場で解ける読解問題の両方が出題されます。まず知識問題ですが、源流思想から現代思想まで満遍なく出題され、地域・時代横断的な設問も登場しています。各分野には必ず出題されやすいポイントがあります。過去問や模試などをこなすうちに、どういった点が問われやすいのかわかってくるはずです。ここを押さえることで、漫然と勉強するよりも高得点が狙いやすくなります。次に読解問題ですが、その場で解けるとはいえ侮ってはいけません。知識問題も含めて、資料や会話文、グラフなど、全体の分量は大変多くなることが予想されます。時間的余裕がないことを心しておいてください。解くのにどのくらいの時間と労力がかかるのか、まずは取り組んでみましょう。調子がよかったり、たまたま自分にとって解きやすかったりして早く終わる、ということもありますから、順調なときこそ油断せぬよう、力試しを重ねてください。終盤に怒涛の長文が控えている可能性も考え、最初に全体量を把握するようにしましょう。

政治・経済

学習内容を具体的に説明できる基礎力と、試験時間内に全設問を解ける応用力を身に付けよう

共通テスト「政治・経済」では全設問の大半が、例えば資料として、高校生向けの教材に掲載されていないであろう「民泊」をめぐる設問(2022年度本試験「政治・経済」第1問)とか、模式図ではあるものの銀行の貸借対照表が示された設問(同第2問)といった、受験生の応用力を試す資料問題となっています。とはいえ、実際にそうした設問を解いてみると、前者の例であれば「政治・経済」の教科書に記載されている小泉政権以降の規制緩和政策や民法の「契約自由の原則」と消費者問題をきちんと学習していれば必ず正答できるレベルだと分かるはずです。したがって、ふだんは学習内容の概略を具体的に説明できる程度まで理解しているかどうかに気をつけていればよいでしょう。ただし、見慣れない資料も多い約30設問を試験時間60分で解ききれるのかは別問題。「政治・経済」の模試受験や過去問演習などの機会を設けて、全問題を50分程度で一通り解くといった予行演習を重ねておきましょう。そのたびに基礎知識の不足を痛感するかもしれませんが、それを学習のモチベーションにすればよいのです。また、頻出する空欄補充組合せ問題は選択肢が強力なヒントになるので、難しく考えず得点源にしましょう。

倫理、政治・経済

「共通テスト」の傾向を踏まえ、試験本番では制限時間内に全問題に取り組めるよう訓練をしよう

共通テスト「倫理、政治・経済」ではセンター試験時代と比べて設問数は減少したものの、資料文や会話文、様々な図版など、読解するものの量がかなり多くなっており、解答するのに時間がかかります。日頃から正確な知識を蓄えた上で、模試や問題集を活用して精読の力も養いながら、全問題を制限時間内で解いていく感覚をつかみましょう。倫理分野では、知識を整理する際に問われやすいポイントを意識しつつ、国語「現代文」に取り組む時のような、批判的読解の能力向上も目指しましょう。政経分野でも、設問の大半が、例えば資料として、高校生向けの教材に掲載されていないであろう「民泊」をめぐる設問(2022年度本試験「倫理、政治・経済」第5問)とか、模式図ではあるものの銀行の貸借対照表が示された設問(同第6問)といった、受験生の応用力を試す資料問題となっています。とはいえ、実際にそうした設問を解いてみると、前者の例であれば「政治・経済」の教科書に記載されている小泉政権以降の規制緩和政策や民法の「契約自由の原則」と消費者問題をきちんと学習していれば必ず正答できるレベルだと分かるはずです。したがって、ふだんは学習内容の概略を具体的に説明できる程度まで理解しているかどうかに気をつけていればよいでしょう。ただし、見慣れない資料も多い約30設問を試験時間60分で解ききれるのかは別問題。「倫理、政治・経済」の模試受験や過去問演習などの機会を設けて、全問題を50分程度で一通り解くといった予行演習を重ねておきましょう。そのたびに基礎知識の不足を痛感するかもしれませんが、それを学習のモチベーションにすればよいのです。また、頻出する空欄補充組合せ問題は選択肢が強力なヒントになるので、難しく考えず得点源にしましょう。

国語

国語

現代文(評論)

共通テスト第1問は主に論理的な文章を題材として、漢字の知識力や文章を正確に読み取る力、複数のテキストを関連付けて考える力などが問われます。まずは文章の文脈・展開を正確に読み取り、本文全体の構造を把握する力を養いましょう。センター試験の過去問を解くことはもちろん、単に答え合わせをするだけでなく、解いた問題を使って本文要約の練習をすることも効果的です。本文をいくつかの意味段落(内容のまとまり)に分け、それぞれのまとまりを簡潔に要約したり、見出しを付けたりしてみましょう。次に、接続語や指示語を使ってそれぞれの意味段落の要約文をつなぎ合わせ、200~300字程度の本文要約を完成させてみましょう。こうした練習を繰り返し、本文をミクロに見る視点とマクロに見る視点を身につければ、今後設問の形式が多少変わったとしても、それに惑わされずに冷静に対処することができるようになります。そのうえで、模擬試験や問題集などを通して複数の文章を関連付けて解くタイプの問題に慣れておきましょう。漢字問題に関しては、読み書きはもちろん、漢字の意味までおさえておくようにしましょう。

現代文(小説)

共通テスト第2問の小説は、複数のテキストに基づく問題も出題されますが、基本的には従来のセンター試験の傾向を引き継いでいます。小説は時間の経過や場所の移動などを切り目として、いくつかの「場面」に分けることができ、設問では主に各場面における登場人物の心情やその変化について問われます。そのため、教科書やセンター試験の過去問などで取り上げられている小説を用いて、場面ごとに人物の心情の変化とその変化をもたらしたきっかけを時系列に沿って丁寧にまとめてみましょう。こうした練習を通して作品を客観的に読む力が身につけば、長い選択肢の正誤も見分けやすくなり、時間短縮にもつながります。また、読んだ作品の評価や関連する他の作品などにも触れておくと、複数の文章を関連付けて解く問題に余裕をもって取り組むことができるでしょう。最後に、表現技法については国語便覧などを活用して主なものを一通り学んでおきましょう。

古文

共通テスト第3問の古文は、複数の文章や和歌を比較・関連付ける設問が含まれることが特徴です。ただし、どのような形式で出題されても、提示された本文を正確に読解する力が第一に求められます。まずは古語や文法の知識を習得し、基本的な読解力を身につけましょう。大問の中に独立した文法問題が無かったとしても、設問内では文法知識が試されるので文法事項の理解は必須です。特に敬語の知識は、人物関係の把握にも役立つので万全にしておきましょう。複数の要素を比較・関連付ける問題への対策は、模擬試験や予想問題で様々な形式に触れておくことが有効です。設問の内容としては、書き手の意識を考察させる問題や、和歌を絡めて深い鑑賞力を試す問題等、本文の訳の理解にとどまらず、一歩踏み込んだ解釈を求める問題が考えられます。和歌はセンター試験でも頻出でしたので、過去問を使用した演習も効果的です。和歌修辞や古文特有の文化的背景も学習しておきましょう。

漢文

共通テスト第4問の漢文は、今後も複数資料の読解や新しい形式の設問が一部に含まれる可能性が高いと考えられます。しかし全体としては、語句の読みや意味、書き下し文、解釈、内容説明など、オーソドックスな漢文の問題が多く出されています。また新しい傾向の問題も、その根本で問われているのは、漢文の基本的な学力であることに変わりはありません。まずは、訓読の規則や重要語句、句法などの基本的な知識を確実に身につけ、一文一文を正しく把握することを意識しましょう。このような基本的な学力を土台とし、模擬試験などの機会を利用してさまざまな問題に挑戦すれば、はじめて見る問題であっても十分に対応できるでしょう。共通テスト対策として、複数資料の読解の訓練は必要不可欠といえます。しかしその一方で、読解の基本がおろそかにならないよう、地道な学習を心がけてください。

外国語

英語(リーディング)

分量の多さと英文・資料の多様な形式が特徴。必要な情報を素早く見つけ出すことがカギとなります。

問題分量の多さの対策

  • 2022年度の英文・リード文・資料・選択肢等を合わせた総語数は前年から約500語増加し、約6000語に達しました。80分の試験時間に対してこの語数では、一文一文をじっくりと時間をかけて読む時間はありません。ただし英文自体は平易で、設問も英文内容の深い理解を問うようなものはほとんどありません。共通テストのリーディング対策には、英文を正確に和訳するのではなく、素早く大意をつかむ読み取りが必要です。苦手とする受験生は、共通テスト、センター試験の過去問などを短い制限時間で解答する練習を積むと良いでしょう。また、読みやすい小説などを使って、英文に慣れるのも効果的でしょう。

多様な英文・資料の効率的な読み取り

  • 第1問から第4問ではウェブサイトや掲示など、日常の場面を想定した様々な英文が出題されています。見出し・表や多用されているイラストは、英文の内容の当たりをつけるのに活用できます。前述の通り、全文を読み解いていると解答時間が足りませんが、設問→見出し等→該当箇所の英文内容という順に読むことで効率よく必要な情報を把握できます。また第5問は伝記文、第6問は説明文が題材ですが、いずれもワークシートへの穴埋めという設問形式がとられています。ワークシートは英文の要旨、流れを簡潔にまとめたものなので、これを活用することで本文を読まずとも内容をおおまかに理解できます。共通テストの過去問や予想問題集を利用し、これらのヒントの活用法を身につけましょう。

英語(リスニング)

1回読みでも詰まらず理解できる英語力を身につけましょう。

音による理解の習慣化

  • 共通テスト後半の第3問から第6問では、リピートなしの1回読みの問題が出題されます。聞いて頭の中で一旦文にして訳す、という手順を踏んでいては理解が間に合わないので、自然に聞き取り、聞き取った順に理解する必要があります。また分からなかったら読み直すということもできないので、リーディングよりも難度が高い面があります。対策としては何よりも英語を音で理解することに慣れる必要があります。週に一度と言わず、二度、三度、できれば毎日、英語の音声に触れるようにしましょう。意味の切れ目や抑揚に気をつけながら音読したり、シャドーイング(英語の音声を聞きながらそのすぐ後に追いかけるように読み上げる練習)を行うことも効果的です。

様々な話者による発話の聞き取り

  • 共通テストのリスニング問題では一部でいわゆるイギリス英語や、英語を母語としない話者の発話を意識した音声が使用されます。日頃高校などの授業で学習する音声はアメリカで標準的に話されている英語であり、このような英語の音声にはあまり馴染みがない受験生も多いと思われます。文法や単語はほぼ同じなので、聞いても全く意味が分からないということはありませんが、発音の違いによってやや聞き取り辛く感じることがあるかもしれません。ニュースサイトなどで動画や音声を視聴することができるので、こうした英語に触れてみるのもよいでしょう。

理科(1)

物理基礎

基礎の知識・理解を固め、現象や実験を説明できるようにしよう。

共通テストの物理基礎の問題は全体的には計算量が少なく、平易な設問が多い反面、見慣れない設定の問題や実験的考察力が試される問題などが出題され、幅広く基礎理解を問われる構成になっています。第1問は小問集合、第2問は電磁気(令和3年は波動・電磁気)、第3問は令和4年では出題形式が大きく変わり、力学・熱・電磁気の3分野(令和3年は力学)からの会話文形式による出題でした。出題内容の難易度は高くないので、まずは教科書の例題や章末問題が自力で解答できることを目標に学習を進めるとよいでしょう。公式を覚えただけでは解けない問題も多く出題されており、問題文と図やグラフから現象をイメージし、数式の物理的な意味を考える習慣をつけることが重要です。令和4年は与えられた問題設定から数値ではなく大小がどうであるかなど定性的な判断を要求される設問が増加しました。また、令和3年に続き図やグラフから数値を読み取り数値計算を行う問題が出題されました。ある程度の解答力がついたところで共通テスト物理基礎の実戦形式の模擬問題や共通テストおよび旧センター試験物理基礎の過去問に挑戦することでさらなる得点が見込めます。

化学基礎

基礎的な理論・知識を身につけた上で、長文形式の総合問題の演習を行おう。

共通テストの化学基礎では、総合問題形式の考察問題と小問集合形式の基本問題が出題されます。総合問題は、一つの題材に関する比較的長い説明文やグラフを与え、それについていろいろな方向から問うものです。難易度の高い考察問題も出題されますが、それらも解法のもとになるのは高校化学基礎で出てくる基本事項です。したがって、まずは教科書全般に渡って基本的な知識を確実に身につけ、教科書に載っている化学理論を正しく理解することが大切です。知識事項は細かいところまで問われても答えられるように、教科書の隅から隅までチェックしておきましょう。特に、化学と人間生活については、詳細なところまで頭に入れておきましょう。計算問題は、まずは基本的なものの演習を繰り返し、その後、徐々にレベルを上げましょう。グラフやデータを考察する問題や実験に関する問題も出題されますので、基礎が定着した後は、そのような問題まで手を広げましょう。共通テストの化学基礎では、比較的長い問題文から内容を把握し、問題を解く上でのポイントを読み取る力が必要です。模試や共通テスト用の問題集で、長文形式の総合問題に多く触れることにより実戦力を強化しておくことが大切です。

生物基礎

教科書の基本的な知識事項を確実に理解し、問題演習を通して思考力を鍛えよう。

第1問は生物基礎を学習する上で根幹となる「生物の特徴および遺伝子とそのはたらき」の分野から、第2問は比較的知識事項が多い「生物の体内環境の維持」の分野から、第3問は身近な自然環境と関係する「生物の多様性と生態系」の分野から、ミクロからマクロまで幅広い視点で出題されています。知識重視であったセンター試験と比較すると、共通テストは単純な知識を問うのではなく、知識を総合的に用いて文章を読解したり、データの解析や考察を行ったりする、思考力が試されるタイプの問題が増加しています。まずは教科書レベルの知識を身につけることが必要ですが、このとき生物用語を表面的に丸暗記するのではなく、その用語の周辺事項を含めて科学的な考え方を理解することが大切です。その上で、実戦問題集などを用いた問題演習を通じて読解力を養い、総合力や解析力を身につけていきましょう。受験生自身が各テーマに参加して一緒に考えていく形式や、仮説やその検証実験を設定する問題など、日頃の探究活動が問われる内容も出題されるため、日頃から私たちヒトに関する話題など、身近な生物現象に対する意識を高め、疑問をもち、理解を深めておきましょう。教科書で参考や発展として扱われている内容にも目を通しておくとよいでしょう。

地学基礎

基本となる知識を正確に身につけ、図表にも見慣れておきましょう!

基本的な知識を確実に身につけたうえで、問題文や図版などから必要な情報を読み取り分析する力、科学的事実を検証する手順を考察する力などが求められています。科学的思考力を問う問題も、基本的な知識の正確な理解がベースとなります。教科書などで地学現象に対する理解を深めておきましょう。即座に解答できる問題がある一方で、資料の読み込みや分析、考察、計算などに時間を要する問題もあるため、演習を通して効率的な時間の使い方に慣れておきましょう。資料として図表や数値データ、グラフなどを与えられる問題も多いので、さまざまな図表に見慣れておくとともに、地学的事象の時間的・空間的な広がりや、諸量の単位などを把握しておくことも大切です。

数学(1)

数学I・数学A

2次・私大に見られる出題テーマが多く、高度な学力が要求される。

  • なるべく多くの2次・私大の過去問に触れ、思考力を養う経験が大切です。そのためには、共通テスト実施前に、個別対策が仕上がっているだけの学力が必要となりますので、現役生は早い時期からの受験対策が有利になってきます。
  • 日頃から、数式の意味することを読み取る訓練が重要となります。
  • 高得点をとるためには、どの分野も満遍なく習得しておくことが必要となります。
  • 試行調査の問題や共通テストの過去問演習を通じ、マーク形式特有の出題に慣れることも対策になります。
  • 過去問を利用する際は、試験時間を意識し、時間配分を考えながら行うことが効果的です。
  • 平面図形、データの分析に関する問題は共通テスト以外での出題率は高くはありません。そのため、これらの分野はセンター試験の過去問演習が中心になります。

数学(2)

数学II・数学B

冷静に状況を分析できるだけの高い思考力が必要です。

  • 出題意図をくみ取りながら、問題設定の分析力・状況把握能力・情報処理能力が求められます。
  • 数学用語の定義や数式の意味そのものを問われることも考えられますので、定義や公式をしっかりと理解しておきましょう。
  • 各大問はそれなりに時間を要しますが、本番では時間が限られています。時間配分を考えた戦略をしっかりと立てましょう。
  • 試行調査の問題や共通テストの過去問を演習し、マーク形式の問題を解く訓練を積むことも有効です。

理科(2)

物理

全分野を通して基礎の知識・理解を固め、現象や実験を説明できるようにしよう。

共通テストの物理の問題は基礎から標準的な設問を中心に構成されており、各分野にわたる広い基礎力が要求されます。出題される問題は標準的な問題といっても、図やグラフの読み取りから物理現象を考える設問も多く、公式を式の形のまま覚えているだけといった曖昧な理解では太刀打ちできない問題や日常に見る身近な現象をテーマに実験的考察力・思考力を要する問題も出題されています。第1問は小問集合、第2問は力学(令和3年は電磁気)、第3問は電磁気(令和3年は波動・原子)、第4問は原子(令和3年は力学)からの出題でした。令和4年では初めて必答問題の大問として原子分野の問題が扱われました。過去のセンター試験物理は選択問題のため、原子分野の学習をしなくても高得点が狙えましたが、共通テストは全分野からの全問必答となりました。全ての分野をしっかりと確認しておきましょう。第2問・第3問では実験から得られるデータを用いた考察を重視する問題が出題されました。このような問題に対応するためにも日頃から教科書の図やグラフとの対応と意味を考えながら立式して問題に解答する習慣をつけておくことが重要です。基礎・標準的な問題の理解が進んだら、実戦的な問題に取り組みましょう。共通テスト物理の実戦形式の模擬問題や共通テストの過去問に挑戦することでさらなる得点が見込めます。出題の難易度に慣れるためには出題形式が多少異なりますが、過去のセンター試験物理の問題も有効です。前述の通り共通テストは、全範囲からの出題となるので、試験時間と総得点を調整し、第1問〜第6問全てに挑戦してみるのもよいでしょう。過去に出題されたセンター試験物理特有の実験・知識問題は共通テスト物理でも出題されており、これらは教科書をベースに出題されるものなので、教科書で紹介される周辺知識も入念にチェックしましょう。より実戦的には、本番に近い形式を体験できる模擬試験を積極的に受験するとよいでしょう。

化学

基礎力を盤石にしたのち、考察力を強化しよう

共通テスト化学においては、小問形式の問題と、比較的長いリード文の内容把握し、必要な情報を的確に読み取り、得られた情報を関連づけて答を導いていく大問タイプの問題があります。策としては、まずは教科書レベルの基礎力を盤石にしておくことです。基礎が完成した後は、大問タイプの設問に対応できるように、常に「考える」、「理解する」という態度を念頭に入れて問題演習を繰り返し、考察力を強化することが大切です。共通テストでは、初見の物質、理論がテーマとして出題される可能性があります。教科書の「発展事項」、「研究」などには、高校の範囲を超えた項目が記載されているものもあり、それらを題材として出題される可能性もありますので、目を通しておくとよいでしょう。また、標準からやや難レベルの国公立大二次試験にチャレンジしてみるのも、長いリード文の内容把握の練習には有効です。さらに共通テスト対応の問題集などを確実にこなし、実戦力を強化しておくことも大切となります。計算問題に関しては、数学のように数値を一桁ずつマークする解答方法がとられる問題もあり、計算力の増強も必須です。

生物

教科書の基本事項を分野の偏りがないように確実に理解し、多くの実験考察問題に触れよう!

身近な自然や事象に含まれる、生物学的に重要なテーマから出題されていることが特徴です。生物の全分野から偏りなく、考察問題を中心に出題されています。知識問題も出題されていますが、単に用語を問うような問題はほとんど見られず、複数の知識を組合せる問題や、知識を活用して与えられた文章や資料を読み解いていく思考型の問題であるため、基本事項を確実にしながら、周辺事項と有機的に結びついた理解が必要となります。また、教科書の「参考」で扱われている内容が問われることもあるので、満遍なく学習していくことが必要です。実験考察問題では見慣れない設定の問題が出題されることが多いので、 グラフや図表について重点的な学習を行うとともに、様々な実験考察問題にあたり、どのような問題でも対処できるような考察力を養いましょう。また、計算問題についても、定石的な問題演習を通じて慣れておきましょう。 教科書レベルの知識の定着が最重要ですが、分野横断的に出題された場合には苦手分野があると複数の大問で失点しかねないため、偏りのない学習を心がけましょう。共通テストに特徴的な設問形式に慣れておくこと、また、本番では時間との勝負になるため制限時間内に解く練習をすることが特に重要です。実戦問題集などを利用して数多くの演習に取り組みましょう。

地学

苦手分野を減らし、出題形式や数式の扱いにも慣れておきましょう!

知識に加え考察・読図・計算を含む多彩な問題が出題されており、さまざまな形式に慣れておく必要があります。問われる内容の多くは基本的ですが、学習が手薄になりがちな分野の知識を問う問題もあるので、苦手分野を極力減らし、教科書などで知識の穴を埋めることが大切です。分野横断的な問題や、探究活動のレポート形式の問題にも慣れておきたいです。教科書に載っている主な実験については、実験手順や、仮説を検証する思考プロセスなどを確認しておきましょう。文章量が多い問題では、必要な情報を短い時間で効率よく読み取る訓練が重要です。また、さまざまな図表に見慣れておくとともに、地学的事象の時間的・空間的な広がりや、諸量の単位などを把握しておくことも大切です。

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