入試対策・学習アドバイス

地理歴史

世界史B

年代や内容の理解に重点を置いて学習を積んでおこう

問われている知識の内容が、用語それ自体よりも、年代や内容の理解にシフトしています。年代や内容に重点を置いた暗記に努めるとよいでしょう。用語のレベルはセンター試験よりも少し易しくなっていますが、気を抜かずに、従来のセンターレベルの用語は押さえておくことを勧めます。一部にセンター試験を踏襲した問題も出ていますから、センター試験の過去問演習も無駄にはなりませんので、少し解いておくとよいと思います。

頻出の史資料には必ず触れておこう

共通テストの本試験でも試行調査と同様に多くの史資料(史料・図版・統計データ)が出題され、しっかりとした読解力が要求されました。出題された史資料は教科書や史料集に掲載のあるものは少なく、ほとんどの受験生にとって初見となる史資料が多かったです。とはいえ、史資料問題である以上は読解の方法は同じであるので、まずは頻出の史資料をチェックして読む練習をしておくと、初見の資料が出題されても慌てずに解答できるようになります。資料集に掲載されている頻出のグラフや史料文、図版や写真をよく参照しておくとよいです。また、センター試験でも2016年度以降はグラフの問題が出題されているので、これらは特に重点的に見ておいた方がよいでしょう。

日本史B

多様な出題形式に慣れるとともに、日本史用語の理解を深めよう

共通テストの初年度となる今回は、2017年と2018年の試行調査のような複雑な形式の問題や資料を用いた問題は減少し、日本史知識を直接的に問う問題や年代整序問題などで、昨年度までのセンター試験の形式を踏襲するようなものが比較的多く見られました。来年度以降にこうした傾向が続くかは不明ですが、今年度の試験問題と合わせて、センター試験の過去問を活用した対策は有効と言えます。ただし、新傾向の問題も少なからず見られたため、多様な出題形式に慣れる点や時間配分を考える点でも、試行調査は解いておいた方がよいでしょう。一方、日本史学習については、センター試験対策と同様に教科書を主軸とした学習が基本となります。その上で、知識の習得(暗記)に終始するのではなく、日本史用語の周辺情報(「事件」であれば、発生の時期・背景・結果・影響といったもの)も合わせて理解する必要があります。テーマによってはすべての時代を縦断することもあるので、時代ごとの学習に留まらず、歴史の流れを把握しておきましょう。また、国公立大学の2次試験問題では、共通テストで問われそうなテーマを出題していることもあるので、余裕があればそういった問題を見ることも効果的でしょう。

地理B

知識の関連を意識した学習を進め、初見の図表や資料にも対応できるようにしよう!

2021年度の大学入学共通テストは大問数が5、総マーク数が32と従来のセンター試験よりも減少しているものの、2018年の試行調査で見られたとおり読解に時間のかかる図表・資料を伴う問題や、調査に必要なデータを選択する問題などの新傾向の問題が出題されました。こうした問題に対応できるようにするため、まずは教科書や資料集、新聞やニュース番組などで正確な知識の収集に努めましょう。このとき、知識同士の因果関係や対比などに注意して情報を整理しましょう。そして、問題集や過去問で多様な問題に触れ、未知の問題に対しても解答の手がかりを見つけ、正答を導く力を身につけましょう。

公民

現代社会

全分野を満遍なく学習し、弱点分野は早期に克服しよう!

「現代社会」は、政経分野を中心に、環境・資源・人口、青年期、文化、社会など多様な分野から出題されています。比重の大きい政経分野において不得意項目や未学習項目を残すと、それがそのまま低得点につながってしまうことになります。それゆえ、早期に全分野を網羅することで、科目としての全体像をつかんでおくことが一つのポイントです。知識を万全にするためには、過去問研究による知識拡大が必要不可欠です。徹底した過去問演習を通して未知の事項をノートなどに整理し、用語集や資料集を活用して、自分で調べながら習得していくといった学習を継続して行いましょう。思考力・判断力に加え、読解力が必要な問題への対策としては、過去問に加えて最新の模擬試験や問題演習に取り組むことが重要になります。新傾向の問題はまだサンプルが少ないので、各種の模試や演習に積極的に参加して、そのような問題に触れる機会を増やしましょう。

倫理

すばやく論旨をつかむ訓練をしよう

共通テスト「倫理」では資料や会話文など読むべきテキストがかなり多くなっています。模試や問題集を使って精読の力を養いながら、問題を解く時間の感覚をつかみましょう。同時に、現代文を解く時のような批判的読解作業の能力向上も意識しましょう。また、読解が多くなっている一方で、知識問題も多く出題されます。過去問を数多くこなし、知識や正誤判定問題の対策に取り組みましょう。また、どうしても源流思想分野や西洋近代思想分野の存在感が大きくなりがちですが、近現代の日本思想分野も忘れずに。授業であまり取り扱わない人物であってもよく出題されるので、必ずチェックしておきましょう。

政治・経済

学習した用語を具体的に説明できる基礎力と、試験時間内に全設問を解ける応用力を身に付けよう

共通テスト「政治・経済」では全設問の大半が、例えば資料として高校生向けの教材に掲載されていないであろう最高裁の判決文の一部を用いた設問(2021年度第一日程「政治・経済」第2問)とか、模式図ではあるものの銀行の貸借対照表が示された設問(同第3問)といった、受験生の応用力を試す資料問題となっています。とはいえ、実際にそうした設問を解いてみると、前者の例であれば「政治・経済」の教科書に記載されている「私的自治の原則」や地方自治の本旨をきちんと学習していれば必ず正答できるレベルだと分かるはずです。したがって、ふだんは学習した用語を具体的に説明できる程度まで理解しているかどうかに気をつけていればよいでしょう。ただし、見慣れない資料も多い約30設問を試験時間60分で解ききれるか否かは別問題。「政治・経済」の模試受験や過去問演習などの機会を設けて、全問題を50分程度で一通り解くといった予行演習を重ねておきましょう。そのたびに基礎知識の不足を痛感するかもしれませんが、それを学習のモチベーションにすればよいのです。

倫理、政治・経済

「共通テスト」の傾向を踏まえ、試験本番では制限時間内に全問題に取り組めるよう訓練をしよう

共通テスト「倫理、政治・経済」ではセンター試験と比べて設問数は減少したものの、資料文や会話文、様々な図版など、読解するものの量がかなり多くなっており、解答するのに時間がかかります。日頃から正確な知識を蓄えた上で、模試や問題集を活用して精読の力も養いながら、全問題を制限時間内で解いていく感覚をつかみましょう。特に倫理分野では、「現代文」の問題を解く時のような、批判的読解作業の能力向上も意識しましょう。政経分野でも、設問の大半が、例えば資料として高校生向けの教材に掲載されていないであろう最高裁の判決文の一部を用いた設問(2021年度第一日程「倫理、政治・経済」第5問)とか、模式図ではあるものの銀行の貸借対照表が示された設問(同第6問)といった、受験生の応用力を試す資料問題となっています。とはいえ、実際にそうした設問を解いてみると、前者の例であれば「政治・経済」の教科書に記載されている「私的自治の原則」や地方自治の本旨をきちんと学習していれば必ず正答できるレベルだと分かるはずです。したがって、ふだんは学習した用語を具体的に説明できる程度まで理解しているかどうかに気をつけていればよいでしょう。ただし、見慣れない資料も多い設問を試験時間内に解ききれるか否かは別問題。「倫理、政治・経済」の模試受験や過去問演習などの機会を設けて、全問題を50分程度で一通り解くといった予行演習を重ねておきましょう。そのたびに基礎知識の不足を痛感するかもしれませんが、それを学習のモチベーションにすればよいのです。

国語

国語

現代文(論理的な文章)

共通テスト第1問の論理的な文章を主とする問題は、一部新しい設問形式を含みますが、基本的にはセンター試験の評論問題の出題傾向を踏襲しています。したがって、まずは文章の論理展開を正確に読み取り、本文全体の構造を把握する力を養いましょう。センター試験の過去問を解くことはもちろん、単に答え合わせをするだけでなく、解いた問題を使って本文要約の練習をすることも効果的です。本文をいくつかの意味段落(内容のまとまり)に分けて、それぞれのまとまりを簡潔に要約してみましょう。次に、接続語や指示語などを使ってそれぞれの意味段落の要約文をつなぎ合わせ、200~400字程度の本文要約を完成させてみましょう。こうした練習を繰り返して、本文の部分的な内容を正確に理解する力と本文全体の構成を把握する力をしっかりと身につければ、今後設問の形式が多少変わったとしても、それに惑わされずに冷静に対処することが可能になります。加えて、模擬試験や問題集などを通して複数の文章を関連付けて解くタイプの問題に慣れておきましょう。最後に、漢字問題に関しては、やや難しい字が出題されることもあるので早い段階から学習を進めておくことが大切です。

現代文(文学的な文章)

共通テスト第2問の文学的な文章を主とする問題も、基本的には従来のセンター小説の出題傾向を引き継いでいます。小説は時間の経過や場所の移動などを切り目として、いくつかの「場面」に分けることができ、設問では主に各場面における登場人物の心情やその変化について問われます。そのため、教科書やセンターの過去問などで取り上げられている小説を用いて、場面ごとに人物の心情の変化とその変化をもたらしたきっかけを本文に則して丁寧にまとめてみましょう。こうした練習を通して、作品を客観的に読む力を身につければ、長い選択肢の正誤も見分けやすくなり、時間短縮にもつながります。可能であれば、読んだ作品の評価や関連する他の作品などにも触れておくと、複数の文章を関連付けて解く問題に余裕をもって取り組むことができるでしょう。また、表現技法についても国語便覧などを活用して主なものを一通り学んでおきましょう。

古文

共通テスト第3問の古文は、新傾向の出題として複数の文章や和歌を比較・関連付ける問題が一部に含まれますが、本文を正確に読解する力が求められるという本質は、従来のセンター試験と変わりません。まずは古語や文法の知識を習得し、基本的な読解力を身につけましょう。大問の中に独立した文法問題が無かったとしても、設問内では文法知識が試されますので文法事項の万全な理解は必須です。新傾向問題への対策は、従来の学習方法でも対応可能ですが、模擬試験や予想問題で複数の要素を比較・関連付ける形式に慣れておくと安心でしょう。内容としては和歌に絡めた設問や、表現効果に着目させて深い鑑賞力を試す設問等が考えられます。特に和歌はセンター試験でも頻出だったので、過去問を使用した演習も効果的です。和歌修辞や古文特有の文化的背景も学習しておきましょう。

漢文

共通テスト第4問の漢文でも、他の大問と同様に、複数の資料の読解や新しい設問形式が注目されます。しかし根本において重要なのは、やはりひとつひとつの漢文を正しく読み解く読解力であり、その読解力を支えるものは、漢文特有の重要語や訓読(書き下し文)、解釈の仕方をしっかりと身につけることにあります。それらが身についていれば、複数の文章の共通点や対立点を素早く見抜くこともでき、これまでに見たことのない設問形式に対しても、正誤を適切に判別できるようになります。これから共通テスト対策として新しい傾向を重視した問題を数多く目にすることになるでしょう。それらの問題を解き、事前準備をしておくことは好ましいことです。しかしその大前提として、これまでと変わらず、読解の基礎力を身につけておくことが何よりも重要となります。新奇なものにいたずらに心を奪われることなく、漢文読解に必要な言葉、訓読や解釈の基礎を地道に学んでください。

外国語

英語(リーディング)

形式にとらわれず、普遍的な読解力を身に付けましょう。

共通テストでは広告のような日常生活で目にする媒体のテキストから、ストーリーのある文章、論説的な文章など実に多様な英文の読解問題が出題されます。設問についても、単純に情報を探し出す問題から、複数の情報を整理する必要のある問題、論理展開や文脈を総合的に判断して答えを導く問題まで様々な問い方のものがあります。重要なのはこれら一つ一つに対する個別の解法を細かく覚えることではなく、普遍的に通用する読解力、つまり英語を読んで正しく理解する力を身に付けることです。語彙や文法の知識を身に付け、まずは一文一文を正確に訳せるようになること、そしてその上でジャンルを問わず多くの英文を読んで読解の経験を積みましょう。

必要な情報を見つけ出す「拾い読み」の練習をしましょう。

センター試験と比べて読解量が多いのが共通テストのリーディング問題の特徴です。また、複数の英文や様々な図や表を組み合わせた読解問題の出題が目立ちます。これら全てを精査していると解答時間が足りなくなってしまいますので、設問に答えるために必要な情報を効率よく見つけ出すことが必要です。おおまかに大意をつかみながら英文を読み、問われている内容がどのあたりに書かれているか予測するという練習を日頃から実践しましょう。

英語(リスニング)

英語を音で理解する習慣をつけましょう。

  • 共通テストのリスニング問題後半では、リピートなしの1回読みの問題が出題されます。今までのセンター試験では全て2回読みだったので、1回目で当たりをつけて2回目で細かく聞き取るというテクニックが活用できましたが、共通テストでは1回で内容を理解しながら解答まで行わなければなりません。聞いて頭の中で一旦文にして訳す、という手順を踏んでいては理解が間に合わないので、自然に聞き取り、聞き取った順に理解する必要があります。そのためには何よりも英語を音で理解することに慣れる必要があります。週に一度と言わず、二度、三度、できれば毎日英語の音声に少しずつでも触れるようにしましょう。意味の切れ目や抑揚に気をつけながら音読したり、シャドーイング(英語の音声を聞きながらそのすぐ後に追いかけるように読み上げる練習)を行ったりすることも効果的です。

「イギリス英語」にも触れてみましょう。

  • 共通テストのリスニング問題では一部で「イギリス英語」の音声が使用されます。日頃高校などの授業で学習する音声はアメリカで標準的に話されている英語であり、あまりイギリス英語には馴染みがない受験者が多いはずです。イギリス英語を知らないからと言って全く意味が分からないということはありませんが、発音の違いによってやや聞き取り辛く感じることがあるかもしれません。英国のニュースサイトなどで動画や音声を視聴することができますので、こうした英語に触れてみるのもよいでしょう。

理科(1)

物理基礎

基礎の知識・理解を固め、現象や実験を説明できるようにしよう。

共通テストの物理基礎は全体的には計算量が少なく、平易な設問が多い反面、見慣れない設定の問題や実験的考察力が試される問題などが出題され、幅広く基礎理解を問われる構成になっていました。第1問は小問集合、第2問は波動と電磁気、第3問は力学からの出題です。出題内容の難易度は高くないので、まずは教科書の例題や章末問題が自力で解答できることを目標に学習を進めるとよいでしょう。公式を覚えただけでは解けない問題も多く出題されており、令和3年度共通テストでは数式(文字式)を答える設問は出題されず、図やグラフから数値を読み取り数値計算を行う問題も複数出題されました。問題文と図やグラフから現象をイメージし、数式の物理的な意味を考える習慣をつけることが重要です。ある程度の解答力がついたところで共通テスト物理基礎の実戦形式の模擬問題や旧センター試験物理基礎の過去問に挑戦することでさらなる得点が見込めます。

化学基礎

基礎的な理論・知識を身につけた上で、長文形式の総合問題の演習を行おう。

共通テストの化学基礎では、大問で総合問題形式の考察問題と小問集合形式の問題が出題されます。総合問題は、内容的には新規の題材や資料に関する比較的長い文章を与え、それについていろいろな方向から問うという形式です。一見すると手強い感じがするかもしれませんが、多くはそれほど難しくはなく、基本事項を組み合せた形です。まずは教科書全般に渡って基本的な知識を確実に身につけ、化学理論を正しく理解することが大切です。知識事項は細かいところまで問われても答えられるように、教科書の隅から隅までチェックしておきましょう。特に、化学と人間生活については、詳細なところまで頭に入れておきましょう。計算問題は、まずは基本的なものの演習を繰り返し、その後、徐々にレベルを上げましょう。グラフやデータを考察する問題や実験に関する問題も出題される可能性がありますので、基礎が定着した後は、そのような問題まで手を広げましょう。共通テストの化学基礎では、比較的長い問題文から内容を把握し、問題を解く上でのポイントを読み取る力が必要です。模試や共通テスト用の問題集で、長文形式の総合問題に多く触れることにより実戦力を強化しておくことが大切です。

生物基礎

教科書の基本的な知識事項を確実に理解し、問題演習を通して思考力を鍛えよう。

第1問は生物基礎を学習する上で根幹となる「生物の特徴および遺伝子とそのはたらき」の分野から、第2問は比較的知識事項が多い「生物の体内環境の維持」の分野から、第3問は身近な自然環境と関係する「生物の多様性と生態系」の分野から、ミクロからマクロまで幅広い視点で出題されています。知識重視であったセンター試験と比較すると、共通テストは単純な知識を問うのではなく、知識を総合的に用いて文章を読解したりデータの解析や考察を行ったりする、思考力が試されるタイプの問題が増加しています。まずは教科書レベルの知識を身につけることが必要ですが、このとき生物用語を表面的に丸暗記するのではなく、その用語の周辺事項を含めて科学的な考え方を理解することが大切です。その上で、実戦問題集などを用いた問題演習を通じて読解力を養い、総合力や解析力を身につけていきましょう。受験生自身が各テーマに参加して一緒に考えていく形式や、仮説やその検証実験を設定する問題など、日頃の探究活動が問われる内容も出題されるため、日頃から私たちヒトに関する話題など、身近な生物現象に対する意識を高め、疑問をもち、理解を深めておきましょう。教科書で参考や発展として扱われている内容にも目を通しておくとよいでしょう。

地学基礎

基本となる知識を正確に身につけ、図表にも見慣れておこう!

基本的な知識を確実に身につけたうえで、問題文や図版などから必要な情報を読み取り分析する力、科学的事実を検証する手順を考察する力などが求められています。科学的思考力を問う問題も、基本的な知識の正確な理解がベースとなります。教科書などで地学現象に対する理解を深めておきましょう。即座に解答できる問題がある一方で、資料の読み込みや分析、考察、計算などに時間を要する問題もあるため、演習を通して効率的な時間の使い方に慣れておきましょう。資料として図表や数値データ、グラフなどを与えられる問題も多いので、さまざまな図表に見慣れておくとともに、地学的事象の時間的・空間的な広がりや、諸量の単位などを把握しておくことも大切です。

数学(1)

数学I・数学A

センター試験時代の過去問演習を通じて、マーク形式特有の出題に慣れることが重要です。

  • 平面図形、データの分析に関する問題はセンター試験以外での出題率は高くはありません。そのため、これらの分野はセンター試験の過去問演習が中心になります。
  • センター試験の過去問を利用する際は、試験時間を意識し、時間配分を考えながら行うことが効果的です。
  • 選択問題の難易度に差があることも十分あり得るため、高得点をとるためには、どの分野も満遍なく習得しておくことが必要となります。

数学(2)

数学II・数学B

センター試験時代の過去問演習を通し、マーク形式の問題を解く訓練を積み重ねましょう。

  • 出題意図をくみ取りながら、複雑な設定の問題を解く必要があるので、センター試験の過去問演習を通じて、特有の出題に慣れましょう。試行調査の問題を解くことも有効です。
  • 各大問はそれなりに時間を要しますが、本番では時間が限られていますので、時間配分を考えた戦略をしっかりと立てましょう。
  • 数学用語の定義や数式の意味そのものを問われることも考えられますので、定義や公式をしっかりと理解しておきましょう。

理科(2)

物理

基礎理解とともに2次・私大で頻出のテーマにも慣れよう!

共通テストの物理の問題は基礎から標準的な設問を中心に構成されており、各分野にわたる広い基礎力が要求されます。出題される問題は標準的な問題といっても、図やグラフの読み取りから物理現象を考える設問も多く、公式を式の形のまま覚えているだけといった曖昧な理解では太刀打ちできない問題や日常に見る身近な現象をテーマに実験的考察力・思考力を要する問題も出題されています。日頃から教科書の図やグラフとの対応と意味を考えながら立式して問題に解答する習慣をつけておくことが重要です。また、2次・私大の試験で頻出のテーマ、問題集でもよく見かける設定の問題も出題されていました。従来のセンター試験物理は選択問題があったため、原子分野の学習をしなくても高得点が狙えましたが、共通テストは全分野からの全問必答となりました。全ての分野をしっかりと確認しておきましょう。基礎・標準的な問題の理解が進んだら、実戦的な問題に取り組むことも重要です。出題の難易度に慣れるためには過去のセンター試験物理の問題も有効です。前述の通り、全範囲からの出題となるので、60分から10分延長した70分で第1問〜第6問全てを解答し、115点満点として挑戦してみるのもよいでしょう。過去に出題されたセンター試験物理特有の実験・知識問題は共通テスト物理でも出題されることが予想され、これらは教科書をベースに出題されるものなので、教科書で紹介される周辺知識も入念にチェックしましょう。より実戦的には、本番に近い形式を体験できる模擬試験を積極的に受験するとよいでしょう。

化学

基礎力を盤石にしたのち、考察力を強化しよう。

共通テスト化学においては、従来のセンター試験を踏襲した小問形式の問題と、比較的長いリード文の内容把握し、必要な情報を的確に読み取り、得られた情報を関連づけて答を導いていく大問タイプの問題があります。対策としては、まずはセンター試験の過去問には容易に答えられる程度の基礎力を盤石にしておくことです。基礎が完成した後は、新タイプの設問に対応できるように、常に「考える」、「理解する」という態度を念頭に入れて問題演習を繰り返し、考察力を強化することが大切です。共通テストでは、初見の物質、理論がテーマとして出題されることが多くなります。教科書の「発展事項」、「研究」などには、高校の範囲を超えた項目が記載されていることも多く、それらを題材として出題される可能性もありますので、目を通しておくとよいでしょう。また、標準からやや難レベルの国公立大二次試験にチャレンジしてみるのも、長いリード文の内容把握の練習には有効です。さらに共通テスト対応の問題集などを確実にこなし、実戦力を強化しておくことも大切となります。計算問題に関しては、数学のように数値を一桁ずつマークする解答方法がとられる問題もあり、計算力の増強も必須です。

生物

教科書の基本事項を分野の偏りがないように確実に理解し、多くの実験考察問題に触れよう!

身近な自然や事象に含まれる生物学的に重要なテーマを、多様な視点より複数の分野から解析させていく、分野横断的な出題であることが特徴です。生物の全分野から偏りなく、考察問題を中心に出題されています。知識問題も出題されていますが、単に用語を問うような問題はほとんど見られず、複数の知識を組合せる問題や、知識を活用して与えられた文章や資料を読み解いていく思考型の問題であるため、基本事項を確実にしながら、周辺事項と有機的に結びついた理解が必要となります。また、教科書の「参考」で扱われている内容が問われることもあるので、満遍なく学習していくことが必要です。実験考察問題は見慣れない設定の問題が出題されることが多いので、 グラフや図表について重点的な学習を行うとともに、様々な実験考察問題にあたり、どのような問題でも対処できるような考察力を養いましょう。また、計算問題についても、定石的な問題演習を通じて慣れておきましょう。 教科書レベルの知識の定着が最重要であることは共通テストになっても変わりませんが、分野横断的な出題では苦手分野があると複数の大問で失点しかねないため、偏りのない学習を心がけましょう。共通テストに特徴的な設問形式に慣れておくこと、また、本番では時間との勝負になるため制限時間内に解く練習をすることが特に重要です。実戦問題集などを利用して数多くの演習に取り組みましょう。

地学

苦手分野を減らし、新テスト形式や数式の扱いにも慣れておこう!

知識に加え考察・読図・計算を含む多彩な問題が出題されており、さまざまな形式に慣れておく必要があります。問われる内容の多くは基本的ですが、学習が手薄になりがちな分野の知識を問う問題もあるので、苦手分野を極力減らし、教科書などで知識の穴を埋めることが大切です。分野横断的な問題や、探究活動のレポート形式の問題にも慣れておきたいです。教科書に載っている主な実験については、実験手順や、仮説を検証する思考プロセスなどを確認しておきましょう。文章量が多い問題では、必要な情報を短い時間で効率よく読み取る訓練が重要です。また、さまざまな図表に見慣れておくとともに、地学的事象の時間的・空間的な広がりや、諸量の単位などを把握しておくことも大切です。

数式や数理モデルの扱いにも慣れておく必要があります。初見のグラフや数式などを分析させる問題では、ある量を変化させたとき別の量が増加するか、減少するかを普段から意識するとよいでしょう。また、公式を覚えていないと解けない問題も複数出題されているので、センター試験も含めた近年に出題頻度の高い問題については、公式や計算処理に習熟しておくことが要求されます。

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