英語(リーディング)

総評と分析

昨年に引き続き8題構成での出題であり、大問ごとの形式も大きな変化はなかった。本文・ワークシート・設問文等を合わせた総語数は約5600語で昨年と同程度だった。


昨年同様、8題それぞれがテキストメッセージや物語文、説明文、複数意見の読み取りといった異なるテーマにもとづく読解問題の出題だった。情報の読み取りや横断的な情報整理が問われる傾向も例年同様であった。

問題分析

大問数 8
設問数 33
解答数 44

問題量

  • 大問数は昨年通り合計8題、設問数も昨年と同じく合計33問の出題であった。全体の総語数も約5600語で昨年と同程度であった。

出題分野・出題内容

  • 第1問から第4問ではテキストメッセージやブログなど短めのテキスト、第5問から第8問では長めの物語文、説明文などが題材として出題された。
  • 第4問では英作文の添削、第8問では意見や資料の整理という昨年初めて出題された形式の問題が引き続き出題された。
  • 第1問でのテキストメッセージ形式の出題は、本試では2021年以来5年ぶりであった。

出題形式

  • 4つの選択肢から適当なものを1つ選ぶ4択式の設問が中心であるが、選択肢を時系列順に並べ替える設問、当てはまる選択肢を複数選ぶ設問なども出題された。
  • 第4問では英文を補充する場所を選ぶ問題が新たに出題された。

難易度(全体)

  • 昨年と比べて易化。昨年と比較して設問数、総語数ともにほぼ同じであった。情報整理に手間取る問題も一部含まれるが、全体としては平易な英文で書かれており、素直で取り組みやすい問題が増加した。

第1問 (6点満点)

配点 出題内容 難易度
6 テキストメッセージ(275語) やや易

「ダンスコンテストの衣装決め」をテーマとした、ダンスグループ内でのメッセージのやり取りが題材である。昨年同様、設問数は3問で、イラスト問題が1問含まれている。ここ数年は広告などを題材とした出題が続いていたが、今回は複数の人物による発言から必要な情報を読み取る形式となっており、これは2021年などの過去の大学入学共通テスト第1問と類似した設定である。

第2問 (12点満点)

配点 出題内容 難易度
12 アンケート調査(462語) やや易

「学生寮の満足度調査」をテーマとしたイギリスの大学のウェブサイトが題材で、設問数は昨年と同様で4問。本文中の意見に関して問う問題が出題されており、事実と区別した上で意見と判断できる選択肢を選ぶ必要があった。問3と問4のコメントに関する問題では、本文中の該当箇所の範囲が指定されていたため、比較的解きやすくなっていた。

第3問 (9点満点)

配点 出題内容 難易度
9 物語文(400語) やや易

主人公が参加した「座禅のワークショップ」をテーマとした物語文が題材である。物語の内容に紛らわしいところはなく読みやすい。内容の一致を問う設問は、述べられている内容がそのまま解答に結びつきやすく、解きやすかった。出来事を時系列に並べ替える問題は昨年と同様、ダミーの選択肢が1つ含まれていたが、本文の流れに沿って選んでいけば迷うことなく解答できる。全体的に解きやすい問題であったと言ってよいだろう。

第4問 (12点満点)

配点 出題内容 難易度
12 ニュースレター(560語) 標準

「エコウィークの活動」を紹介するニュースレターが題材であった。昨年同様、添削コメントが付されている。単語数は増加したが、本文の内容は具体的で理解しやすい。問2は、指示された文を適所に挿入する新形式の問題だった。問3は、各選択肢の語数が昨年に比べて大きく増加し、選択肢自体の理解にも速読が求められた。小問ごとの難易度の差は大きいが、総合的には標準的な難易度であろう。

第5問 (16点満点)

配点 出題内容 難易度
16 リーフレットなど(801語) 標準

「図書館でのイベント」についてのリーフレットと応募用フォーム、Eメールの3つを題材とした問題。Eメールのみを扱っていた昨年とは形式が異なる。問題数は5問で、問3以降の問題については複数の資料の内容を把握して解答する必要がある。オンラインフォームは文章以外にも情報の量が多く、設問で問われている内容に応じて隅々まで確認しなければ正答できないようになっている。

第6問 (12点満点)

配点 出題内容 難易度
12 物語文(959語) 標準

「おにぎり屋さん」の店主と主人公を中心とする物語を題材にした問題。昨年と同様に、物語中の出来事を時系列順に並べ替える問題や内容の一致を問う問題が出題された。本文中で明言されていないことについて読み取る必要がある問題も一部あったものの、紛らわしい選択肢は少なかった。また、昨年出題された、物語中に書かれていない出来事を選択する問題は出題されなかった。

第7問 (16点満点)

配点 出題内容 難易度
16 説明文(994語) やや難

「マインドワンダリング」についての英文を読み、プレゼン資料の空所を埋める形式である。問5は4人の生徒による文章を読み解答する形式に変更となったが、英文の内容は平易で比較的解きやすい。本文と選択肢を慎重に照らし合わせる必要がある問2はやや解答しにくいが、ほとんどの設問が本文の流れに沿って出題されているため、全体としては解答しやすい構成となっている。

第8問 (17点満点)

配点 出題内容 難易度
17 意見・資料など(1142語) 標準

今年も昨年同様の形式での出題となった。「スポーツにおけるテクノロジーの長短」に関するエッセイを書く手順に沿って問題が出題される形式であった。設問数も昨年同様5問であった。英文の語数は昨年と比べ100語程度減少した。いずれの設問も解答根拠が明白なため解きやすかったが、情報の与え方が多岐にわたるため、限られた時間内で解き切る必要があることを考えると標準的な難易度であると言える。

平均点(過去5年分)

年度 2025年度 2024年度 2023年度 2022年度 2021年度
平均点 57.69点 51.54点 53.81点 61.8点 58.08点
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